無職の方が実家を出て一人暮らしをしようと考えた時に、ハードルとなるのが「賃貸物件の保証人」ですよね。
家族や親族に保証人になってもらえればいいですが、個人の事情で難しいケースもあります。ただでさえ収入も少ないので「保証会社」を利用して余計な出費も増やしたくないですよね。
というわけで今回は、無職の方が保証人なしでも賃貸契約できるとある方法お教えします。
この記事の想定読者
- 実家と仲悪くて一人暮らし始めたい無職
- 連帯保証人を立てられない無職
現代の駆け込み寺シェアハウス「リバ邸」という選択肢
リバ邸とは?
リバ邸とは、解放集団Livertyから生まれた、「現代の駆け込み寺」をコンセプトに掲げて各地に展開しているシェアハウスです。
全国に70棟以上点在するリバ邸は各拠点に住み込みの管理人と1つのコンセプトを持って各々が独自に運営しています。
引用元:リバ邸公式サイト
リバ邸発起人の家入一馬さんの言葉を借りれば、「世の中の枠組みや空気に苦しくなった人たちが集まる居場所であり、そこで各自が何かしら独自のアウトプットを追求する場所」が「現代の駆け込み寺シェアハウス リバ邸」です。
一般的なシェアハウスと異なるのは、社会的な弱者(自分のみたいな無職)でも受け入れられやすい特徴があるところです。
リバ邸は居場所であり、アジール(避難場所、自由領域)でもあります。
基本的にどこも家賃はかなり安く、23区内の個室(電気ガス水道込み、お米無料)で月4万円台などもあります。ドミトリーはもっと安い。
twitterで「リバ邸」と検索すれば全国各地の色んなリバ邸アカウントが出てくるので、興味があったら調べてみてください。
僕が住んでたリバ邸は連帯保証人が不要でした
全てのリバ邸が保証人不要なわけではありませんが、自分が住んでいた東京のリバ邸は保証人が不要だったので、親の力を借りずに賃貸契約を結ぶことができました。
初期費用として、入居時に2万円必要だったくらいですね。
一般的な賃貸物件やシェアハウスならありえませんが、そこらへんがゆるいので、当時実家から距離を置きたかった自分としては助かりました。
※保証人が必要なリバ邸もあります
定期的な収入すらなかったけどリバ邸は住まわせてくれた
大学を卒業してすぐに東京に出てきた自分は全く仕事をしていなかったので、定期的な収入はありませんでした。
普通なら、収入の証明ができない時点で入居審査に落ちますが「とりあえず2か月分の貯金はあるし、すぐにバイトをはじめて家賃払うのでお願いします!」といったらすんなり入居させてもらえました。
こういうところもあって、とことん弱者に優しいコンセプトのシェアハウスだと思います。
※すべてのリバ邸がこうであるわけではありません
実際にリバ邸に1年住んでみた感想
結論から言うと、永遠に住んでいたいなと思うほど毎日が刺激的でめちゃめちゃ楽しかったです!
最終的にはリバ邸で出会った人と同棲することになったので1年後に退去することになりましたが、もし機会があるならもう一度あそこに住みたいと今でも思います。
一応、僕がリバ邸に来ることになった経緯を簡潔にお話しします。
大学卒業して週5で働くのが嫌すぎて就職を拒否して発信活動してたら実家での居心地が悪くなったので出てきました。
将来の不安はありましたが「まぁなんとかなるだろ精神」で居場所をネットで探していたらたまたま「リバ邸」を見つけたわけです。
国民の義務を放棄した人間を受け入れてくれる場所があるだけでかなり精神的に救われましたね。
リバ邸に住む際の注意点
リバ邸は、社会的な避難所であると同時に本当に自分のやりたいことをみつけて、それをアウトプットしていく(形にしていく)場所でもあります。
「ただ住めればいいや」という人には合わないと思うのでご注意ください。
ちなみに自分は大学在学中からブログやYouTubeで発信活動を始めていて、ネットで食っていきたいという目標があったので他の住人ともうまくなじめました。
もちろん、ただ集まるだけの場所にしたいとは思っていません。
そこでは各自、なにか独自のアウトプットを追求していって欲しいと思っています。テーマも領域も自由です。
独自の価値観を反映させたウェブサービスでも、儲からないけど開発してみたいプロダクトでも、生き延びるためのビジネスでも、何でもいいです。
リバ邸は、そういったものが活発に生まれるようなパブリックかつ刺激的な環境にしていきたいと考えています。
最終的には、リバ邸を様々な価値観をもった人々が行き交うシェアハウスとして開放していくとともに、どんどん新しいアウトプットが生み出していく刺激的なコミュニティになっていきたいと考えています。
引用元:リバ邸公式サイト
結論:実家出たい無職にはリバ邸おすすめ!
途中でも注意書きをはさみましたが、リバ邸に住むなら何かしらアウトプットをする人の方が好まれます。そういう場所なので。
ただ、自分が本当にやりたいことをじっくり探すみたいな人も全然アリだと思うので、そこらへんは各リバ邸のコンセプトをチェックしてみてください。
まぁとりあえずリバ邸は弱者に優しい特徴があるので、選択肢の一つとしておすすめします。
おわり
無職3年目の元リバ邸住人より