自分で釣った魚の写真をTwitterやブログにUPするとき…
大きく見せたいですよね!!
そんでもって、「すご!!」とか「デカ!!」とか言われて承認欲求満たしたいですよね!
分かります。その気持ちすごく分かります。
いいんです、僕には隠さなくてもいいんです。なぜなら僕もそうだから。
っていうか大きく見せるのは悪いことではないので勘違いなさらぬよう!
ということで今回は、釣った魚(魚に限らず)を大きく見せる持ち方や写真の撮り方、良い例と悪い例を紹介していきます!
釣った魚(獲物)を大きく見せる持ち方

これは自分でもかなり上手く撮影できたと思っている一枚です。
一人だったので三脚でしか撮影できず、角度をつけれなかったのが残念。
ポイントは、「獲物は大きく、自分は小さく」

持ち方のコツとしては、できるだけ釣った魚(獲物)を大きく見せて、逆に自分は小さく写ることです。
遠近法を利用したテクニックとでもいえるんでしょうかね。
写真撮影時に一歩下がって自分だけ小顔で写ろうとする自己顕示欲の高い女性は一瞬で理解されたと思います。
そのため、魚(獲物)を掴んだ手を目一杯カメラの方向に伸ばして、大きく見せるという持ち方が基本ポジションです。

逆に、上の写真のように魚を体に近づけるような持ち方をしてしまうと、体の方が大きく写るので魚が小さく見えてしまいます。
魚を持つ手はできるだけ見せないほうが良い

まぁこれはそもそも魚が小さすぎて大きく見せるのにも無理があるんですけど…
それでもここで言いたいのは、魚を持つ手が写ってしまうとそこから相対的な魚の大きさがイメージできてしまいます。
魚を持つ際は、カメラと反対方向のエラを掴んで手を隠したり、カメラの外に手がくるようなはみ出し写真を撮るというテクニックを使いましょう。
フィッシュグリップがあると便利

顎の歯が鋭い魚(ナマズ、ウツボ等)を持つ際に便利な「フィッシュグリップ」があれば、魚(獲物)を大きく見せる際に手を隠せて便利です。
ちなみにこの写真では、左手はカミツキガメの腹甲を掴みながら隠し、右手でフィッシュグリップを使い、両手をカメラの方向に突き出しています。
こうすることで手が一切写らないので、見ている人は大きさをイメージしにくいです。
ちなみに僕が使っているのはこちらのフィッシュグリップです。
購入してからもうかれこれ7年以上経っていますが、故障は全くないので良い商品だと思います。
写真の撮り方
良い写真の撮り方と悪い写真の撮り方を実例を挙げてご紹介します。
良い例
手も見事に隠れていますし、自分の体全体を隠すようにエイを配置できているのでアカエイの大きさが際立っています。(実際めちゃめちゃ大きかった)
友達や親戚にこの写真を見せると大体驚かれるので成功ですね。
これも比較的上手く撮影できた一枚と言えます。(死んでますけど)
この写真も良いんですけど1つだけ改善点があり、もっと腕を前に出せるんですよね。
カミツキガメが重たかったのと、腹甲を掴んでいた僕の手を鋭い足の爪でずっと引っ掻かれていたので痛くてベストを尽くせませんでした。
生物ライターで超有名な平坂寛さん
僕は平坂さんの写真を真似て、同じポーズでカミツキガメの写真を撮ったのですが、2枚を比べてみていかがでしょうか?
平坂さんの方がめちゃめちゃ大きくみえますよね?(実際、僕の個体より平坂さんの個体の方が大きいという要素もあるけど)
この違いって、やはり手の伸ばし具合も要因の一つなんですよね。
肘の曲がり具合で、どのくらい本気で伸ばしているのかが良く分かります。
悪い例

これは良い例に挙げたアカエイよりサイズダウンした別の個体なのですが、残念な仕上がりですね。
僕とエイの大きさを比べようと思い後輩に頼んで撮影してもらったのですが、余白が大きくなりすぎてエイがめっちゃ小さく見える。
僕の身体の方が大きい上に、エイを大きく見せようとしていないので「片手で振り回せそう」なサイズに見えてしまった。
その後、持ち方を体の前に変えたので少しはマシになりました。
まぁこれは先ほども言いましたが、手が見えすぎているのがダメなポイントです。
腕を目一杯伸ばしている点だけは評価できます。
平坂寛さんの持ち方や撮り方が参考になる
デイリーポータルZの記事を読んでいる時に初めて知ったのですが、生物ライターとして有名な平坂寛(ひらさかひろし)さんの写真の撮り方は非常に参考になるのでおすすめです。
身体を後ろにのけぞらせる高等テクニック
生物を前に出すだけではなく、自分は後ろにのけぞることで生物をより大きくみせるテクニックです。
ブログやWebサイトといった媒体だと、アイキャッチ画像(YouTubeでいうサムネイル)が命ともいえます。
そのため、いかにインパクトのある写真を撮れるかが非常に重要になってくるのです。
平坂さんはそういった点を熟知しているため、写真の撮り方にも工夫がみられるのだと思います。
表情で重さを表現する顔出しのメリット
実際に重かったら苦渋の表情が出ると思いますが、平坂さんの写真はどれも表情豊かで見ている側は楽しいです。
このオオカミウオの写真なんかはかなり顕著で、こっちからすると「うわあ~デカいしめっちゃ重そう…」という印象を抱きます。(実際このサイズは重いと思います)
この表情を使った表現方法は顔出しをしている方にしかできない特権なので、顔出ししている方はぜひ使っていきましょう。
ちなみに僕のこの驚きの表情は、平坂さんの表情テクニックを真似してやってみました。
最後に
今回は、釣った魚(魚に限らず)を大きく見せる持ち方や写真の撮り方、良い例と悪い例を紹介してみました。
僕はこれからこういったテクニックを多用していくのでお楽しみに!
おわり!