こんにちは、野食家のガリオです。
先日、「タガメバー~昆虫食とお酒の交流会~」というイベントへ行ってきました。
不安と期待の入り混じる気持ちで参加したのですが、お酒や料理は美味しくて、不思議な人とも出会えてとても楽しかったので記事にした次第です!
- いったいどんなイベント?主催者は?
- なんのお酒や料理が出るの?
といったことが気になる人向けの記事になります。
タガメバーとは?
タガメバーとは、大型肉食水生昆虫である「タガメ」を浸けたお酒や昆虫食の料理を楽しむことができるイベントのことです。
イベントの主催は「中央大学昆虫食研究会」

「タガメバー」というイベントを主催したのは、中央大学昆虫食研究会の皆様です。
写真の中央に写るのは、この研究会の創始者かつ代表であるみねくん(@_minechannn)です。彼とは最近友達になったのですが、「人間がよく出来ていてすごいなあ…」という感じです。全然怒らないので一緒にいて気が楽ですね。
後ろで調理をしている女性は、中央大学の和楽器サークルに所属している「どんちゃん」です。お手伝いという名目で来てくれているのだと思います。詳しいことはよく分かりません。
後述しますが、どんちゃんは僕が突然持ち込んだライギョの切り身を美味しく調理してしまうほどに料理の腕があり、尺八で千本桜を演奏できるスゴイ人です。
イベントが行われた日時と場所

イベントが行われた日時:2019年3月24日(日)17:00~22:00
イベントが行われた場所:竜ノ声(東京都渋谷区円山町13-9メゾン若林B 1F)
「竜ノ声」というお店は、普段は居酒屋を営んでいます。今回は特別に場所を借りてイベントを開催したようなので、今行ってもタガメバーは行われていません。ご注意ください。
協賛企業は「株式会社クインテット ビジネスプラットフォーム事業部」
今回のイベントでは、協賛企業として「株式会社クインテット ビジネスプラットフォーム事業部」の方々から「軽食」のご提供がありました。
株式会社クインテットさんは、Pando(パンドゥ)というWebサイトのプラットフォームを提供しており、中央大学昆虫食研究会のHPは、このPandoで作られています。
タガメバーのメニュー表・料理の写真

1ドリンク+軽食(協賛企業の提供)で1000円
がこのイベントの基本料金になります。

手前の白いお皿に乗っている、フランスパンの料理も数ある軽食の1つです。
他に食べたいものや飲みたいお酒があれば、個人的に注文していくスタイルになります。
コオロギパスタ(500円)

これは僕が実際に注文した「コオロギパスタ」です。
野食家をやっているので、見た目のインパクトには慣れましたが、昆虫嫌いの人が見たら卒倒するビジュアルであることは理解しているつもりです。

コオロギはピリ辛な味付けで、噛むとバッタ目特有の旨味やエビの風味を味わうことができます。トマトの酸味を合わさってなかなか美味しいです。
「昆虫って臭いんじゃないの?」と思っている方にはぜひお試しいただきたい一品です。
ただ、超絶甘党の僕には、「少し辛い」という感じだったので、甘党の人は友達に分けてもらうくらいの方が良いかもしれません。
バグクラッカー(500円)

こちらは、他のお客さんが頼んだ「バグクラッカー」です。
はみ出すのはクラッカーだけにしとけよ。と言いたくなるような図ですが、目を細めてみればおしゃれなフレンチのようにも見えます。
僕は食べなかったのですが、食べている方々は「おいしいおいしい!」といって喜んでいました。
エビとチーズの相性は良いですからね。バッタも同じですね。きっと。
タガメ酒(300円)←量を減らして値段も減らしてもらった。

本来は、1杯500円ですが、僕はお酒が苦手なので少なめにしてもらいました。(料金も少なくしてくれました。)
研究会の人に「日本酒や焼酎だとタガメの風味がよくわかる」と言われたので、日本酒でお願いしました。
案の定ですが、僕はお酒に弱いので味が全く分かりませんでした。←
口当たりで甘みを感じたのでもしかしたらあれが…????
味の分からない僕には少しもったいない感じでしたね。
恐る恐るコオロギパスタを食べる人の図

写真に写る2人は、和楽器サークルの人たちです。
左の女性が「昆虫食が初めて」ということだったので、コオロギパスタを少しばかり食べてもらうことに…(本人はめっちゃ恐る恐るコオロギをつかんでいますw)
このように、普段から昆虫食をしない方も来店し新しい世界を知るキッカケとなる場は素晴らしいですね。

中央大学和楽器サークルの方が、たまたま尺八を持ち合わせていたため、その場で即興演奏をしてくれました。
リコーダーと違い、ただ加えて空気を送れば音が出る訳ではないため、メチャメチャ難しいようです。

僕の友達のこばしゅー(@KS21217974)も頑張って吹いていますが、結局上手く音が出ずに終わってしまいました。
お客さんが持ち込んだ漬物

お客さんの一人が、田舎のおばあちゃんが手作りしたという漬物を提供してくれました。
僕は昔から漬物が苦手なのですが、この漬物は口当たりが優しくて無理なく食べれました。(いや、ほんというとやっぱり苦手でした。最初だけ平気だった。)
タガメバーで出会った人を紹介する
電脳系ユニット「半機人」のキャプテン サイボーグYukiさん

たまたまこのイベントでお会いしたのですが、YouTubeやタレント、デザインなど多岐に渡る仕事をするパラレルワーカーのYuki(@cyborqyukky)さんです。
できることがめちゃめちゃ多くてすべては覚えていないのですが、スペック高いな…。っていう印象を受けました。
見せてもらったPVがクオリティ高くてカッコいいです!サイボーグ系に興味ある人はぜひ見てみてください!
どんちゃんが作ってくれたライギョ料理
最後に、僕が勝手に持ち込んだ野生食材「雷魚(ライギョ)」をどんちゃんが調理してくれたのでご紹介します!
ライギョのブラックペッパー炒め

タラに近い白身魚なので、主張の少ないタンパクな味にブラックペッパーで一味加えた作品です。若干エスニックな味付けをしているので、ただ辛いだけではなく飽きずに美味しくいただけました!
一緒に食べたお客さんやみねくんからも好評でした。
ライギョのガラムマサラ

2品目は、「ガラムマサラ」という料理です。ガラムマサラとはインド料理で使われるスパイスのことを指します。淡泊なライギョに香りがあるスパイスを加えることで、突然インド料理やに来たような錯覚に陥りました。
どこか懐かしいおふくろの味をほうふつとさせるこの料理はまた食べたいですね~。
まとめ
今回は、中央大学昆虫食研究会が主催する「タガメバー」での体験談を執筆しました。
類は友を呼ぶという言葉がある通り、昆虫食好きの人たちと繋がることができました。
昆虫食大好き界隈はわりと狭いのかしりませんが、「え、あの人のお知り合いなんですか!?僕もです!」みたいなことが起こったので、初対面なのに妙な親近感で接することができたりして楽しかったです。