この記事では、BUNDOCK製のワンポールテント「バンドックソロティピー1」を実際に使ってみた感想・レビューを述べていきます。
- 1万円ほどで買えるソロキャンプ用のテントが欲しい
- 荷物を置ける広い1人用のテントが欲しい
- 防水性能が高い1人用のテントが欲しい
- 冬でも使えるのか?真冬はいける?
- サイズが合うグランドシートが知りたい
今回は、こういった方に向けて書きました。
結論:ソロティピー1はコスパの良いソロキャンプ用テントだった
付属品のペグが刺さりにくいことやすべて閉め切ると夏の夜は暑くなること、ポールが邪魔なこと、高身長(180cm以上)には少し狭いことなどの不便な点もあります。(全て後述します)
しかし、1万円弱で購入できるコスパの良さや高数値の耐水性、前室の広さなどを考慮するとデメリットを上回るのでかなり満足しています。
購入した理由は、夏場にする河川でのソロキャンプ
自分は、夏に多摩川の河川敷でソロキャンプをすると決めていたので、安くて耐水性があり、かつ広いテントを探していました。
キャンプの達人しょる師匠の助言を経て
- 防水性能が高い
- 荷物を置ける広い空間がある
- 1万円ほどで買える(金欠)
これら全ての条件を満たす「バンドックソロティピー1」に出会い、購入した次第です。
バンドックソロティピー1の基本スペック
- 価格:12800円(Amazon価格2019/4/30)
- 耐水圧:フライシート(約3000mm):ボトム(5000mm)
- サイズ:2.4m×2.4m×1.5m(高さ)
- 重量:2.2kg
一般的なソロテントの耐水圧はフライシートで2000mmほどのため、耐水性の高さが分かります。
実際に使ってみた感想・正直なレビュー
【良かったところ➀】:機能性に対してコスパが良い
Amazonで一人用のテントを探せば、3000円台~5000円台のテントは沢山出てきます。
しかし、どの商品も耐水圧に問題があったり、荷物を置くスペースを確保できなかったりとなかなか良い商品が見つかりませんでした。
その点、このバンドックソロティピー1は、1万円弱で【耐水圧、スペースの確保】といった悩みを解決してくれました。
モンベルやtent-Mark DESIGNSといった有名メーカーの一人用テントでは2万や3万は軽くするのに対して、バンドックのワンポールテントは1万円で同じような機能性を実現できるので、安くて良い買い物が出来ます!
【良かったところ➁】:設営が簡単!
ペグを打ったりポールを立てたりすることに苦手意識を持っている方がいるかもしれません。
ですがソロティピー1の設営は難しくないため、キャンプ初心者の方でも安心して設営を行えます。
あとで詳しく解説をしますが、やり方さえ分かれば5分でテントをたてることが出来ます。
【良かったところ➂】:173㎝でも広々寝れる
実際に商品が届くまでは、中のインナー部分(寝るところ)の広さに不安を覚えていたのですが、思っていたより広いです!!
自分は身長が173㎝なのですが、非常に快適性があります!寝返りを打つのは少し厳しいけど、体勢を変える時には全くストレスを感じませんでした。
※写真に写っている濃いグリーンのグランドシートは別売りの商品です(Amazonではすでに売り切れ)
横幅は210cm以上あれば大丈夫です。同じように丈夫で防水性の高いグランドシートを比較して選んでおきました。
XLがちょうどピッタリになります。
【良かったところ➃】:前室の空間が広い(雨の日の調理時に便利)
バンドックのこのテントの形は上から見れば正方形になっています。奥の半分がインナー部分(寝るところ)になっていて、手前の半分は前室(ぜんしつ)と呼ばれる空間になっています。
前室が広ければ、大きな荷物を置くことが出来たり、雨の日に調理を行うことも出来ます。
グランドシートありバージョン
閉め切ったテントの中から見ると、こんな感じです。外からの見た目に反して。かなり広々とした空間であることが分かります。
【良かったところ➄】:チャックを閉めれば虫が入ってこない
インナー部分(寝るところ)には前面にチャックがついており、すべてを開くとかなり開放的な空間になります。
その反面、すべてのチャックを閉めれば虫の侵入を完全にシャットアウト出来ます!
昆虫食をたしなむ僕ですが、さすがに寝室に入って来られたら困ります。なのでこの作りは良いですね。
※写真は左半分を開いた状態のものです!
【良かったところ⑥】:耐水圧の数値が高い!
これが耐水圧の目安です。
20,000mm — 嵐
10,000mm — 大雨
2,000mm — 中雨
300mm — 小雨
●傘の耐水圧:250mm程度
●体重75kgの人が濡れた場所に座った時の圧力、約2,000mm
●濡れた場所へ膝まずいている時の圧力、約11,000mm
一万円以下の一般的なテントの耐水圧は1500mm~2000mmといった所でした。
しかし、バンドックの耐水圧は
- フライシート(一番外側の生地)で3000mm
- ボトム(インナー部分の底の生地)で5000mm
あります。なので、中雨は軽く防ぐことが出来るでしょう。
よほどの大雨や台風の中でキャンプをしない限り水漏れの心配はありません。
良かったところまとめ
- 機能性に対してコスパが良い
- 設営が簡単!
- 173㎝でも広々寝れる
- 前室の空間が広い(雨の日の調理時に便利)
- チャックを閉めれば虫が入ってこない
- 耐水圧の数値が高い
おすすめのグランドシート
横幅は210cm以上あれば大丈夫です。XL(210×210)がちょうどピッタリになります。
こちらの商品の場合はXXL(180×210)がちょうどいいサイズです。
バンドックソロティピー1を買うべき人はこんな人
- 予算が1万円ほどで機能性の高い一人用テントを探している
- 荷物を置いたり、調理をするための広い前室を求めている
- 水漏れの心配がない耐水圧の数値が高いテントを探してる
いまいちだと思ったところ
【いまいちなところ➀】:付属品のペグの質が悪い
テントをピンと張るために必要な付属のペグが12本あるのですが、打ち込んだ地面が柔らかいと簡単に抜けてしまいました。
また、一回打ち込んだだけで、尖っていた先っぽが欠けてしまいました。
ペグに関しては、別に鍛造ペグを購入することをおススメします。
Amazonのベストセラー商品はこちらです
【いまいちなところ➁】:夏は完全に閉め切ると蒸し暑い
公式元の説明では、「インナーメッシュなので夏は涼しい!」と書かれていました。
たしかに、テントの入り口部分を全開にすると風通しが良くなるので涼しいです。
でも、自分は川にそばでソロキャンプをしていたので、誰かに覗かれるのが嫌で完全に閉めたんですよ。
するとどうなるか……
その日の夜の気温は28℃ほどでした。
なので、寝るときに完全に閉め切りたい人は、蒸し暑くなることを覚悟しておいてください。
【いまいちなところ➂】冬は逆に少し寒いかも
3月あたりの気温が13度くらいの時に河川で使いました。
長袖と上着+寝袋を装備で寝た際に、寝袋から出る顔の部分は肌寒さを感じましたが、「寒くて寝れない!」ということはありませんでした。
ですが、1月や2月のキャンプで0℃を下回るような環境だと、しっかり厚着を重ねても寒く感じると思います。
テント自体に防寒性はないため、息が白くなるような寒さでのキャンプはあまりおすすめしません。
【いまいちなところ➃】:ペグを打つハンマーは別途用意しなければならない
ワンタッチで開くテントと違って、ワンポールテントは自分でペグを打って設営する必要があります!
そのためにハンマーが必要になるから気を付けてね!
【いまいちなところ➄】:真ん中のポールが出入りの時に邪魔
もうなんか、ワンポールテントのアイデンティティをぶち壊すようないちゃもんつけて悪いんだけど、、、、、
ただ、それだけ。
でも時間と共に慣れるからそんなに心配しなくていいよ。(笑)
【いまいちなところ⑥】身長が180㎝あると圧迫感を感じるかも
これは、悪かったポイントというか気になった点なんだけど
身長が180㎝超えると、たぶんインナー部分(寝る所)がスゲー狭く感じると思う。
ポールテントって外側に行くほど狭くなる構造してるから、頭が窮屈になるのよね。
いまいちなところまとめ
- ペグが抜けやすい。一度使ったら欠けるくらい弱い
- 夏は締め切ると蒸し暑い
- 冬は逆に少し寒いかも
- ペグを打つハンマーは別途用意しなければならない
- 真ん中のポールが出入りの時に邪魔
- 180㎝あると圧迫感を感じるかも
バンドックソロティピー1を買うべき人
- コスパが良いソロテントを探している人
- 耐水性能の高いソロテントを探している人
- 前室が広いソロテントを探している人
バンドックソロティピー1のレビューまとめ
- 機能性に対してコスパが良い
- 設営が簡単!
- 173㎝でも広々寝れる
- 前室の空間が広い(雨の日の調理時に便利)
- チャックを閉めれば虫が入ってこない
- 耐水圧の数値が高い
っていうことで、悪かった点もひっくるめて考えると
- 一人用のワンポールテントが欲しい
- 広さを求める
- 耐水圧の数値が高い
- 予算は1~2万円
BUNDOK(バンドック)ソロティピー1を実際に使用した他の人のレビュー
2018年4月17日
設営が簡単・・・慣れれば5分もあれば設営できそう。タープ用のループがあるのもいい。
前室が広い・・・ローチェア&ローテーブルで全室部分で朝飯が作れるくらいの広さはある(雨の時にタープなしでも靴が濡れない!)
寝る場所が広い・・・端は斜めなんでデットスペースなんだけど、それを考慮しても十分広い。
見た目がカワイイ・・・某パンダに似てて(ほぼ同じ)見た目がカワイイ。
雨に強そう・・・カタログスペック上ではテントとして十分な防水性能がある。
まぁ、付属のペグが貧弱(手で曲がる)とか、付属のポールが細めとか、色のバリエーションがないとか、収納サイズがチョット大きいとか気になる所もあるけど、値段的にはそれらを補っても十分☆5の価値はあると思う。
2018年1月14日
1人で簡単に設営できるテントが欲しかったので買いました。
前室が広いので、結構荷物も置けます。
隙間風がすごいので12月の使用は寒かったですが、シートでスカートでもつければ冬でもいいかもしれません。
前室の広さと設営の簡単さで、特に不満もありませんでした。
ポールのせいでそんなに小さく畳めませんが、悪くはありません。
ペグはゴミなので、せめて安いアルミペグでも購入した方がいいと思います。
ソロティピー1の設営方法
袋の中を開けると
- テント(インナー部分も含む)
- ポール
- ペグ
の3点が出てきます。
【設営の手順1】ポールを組み立てる
シャキーーーン!完成!
【設営の手順2】テントを正方形になるように広げる
太い青いラインが正面入り口になるので、向きに気を付けてください!
【設営の手順3】広げたテントの四隅にペグを打つ
テントの四隅には、写真のような灰色のヒモ(輪っか)があります。
そのヒモにペグを通してハンマーで地面に打ち付けてください。
ペグを打ち付けるときは、四隅をしっかりと張りながらやるとポールを立てたときにテントがピンッと張るようになります!
【設営の手順4】テントの中から中央に向かってポールをたてる
テント入口のチャックを開けて、中から上に向かってポールを立ててください。
ポールが斜めになって上手く立てることが出来ないときは、先程打ったペグの位置をテント中央に寄せて、テントの張りに余裕を持たせてあげよう!
【設営の手順5】テントの四隅のオレンジのヒモを引っ張ってペグを打つ
テントの四隅の少し高い位置にオレンジのヒモがあります。
これをほどいて、輪っかを作ってください。
写真のように固結びを二回やれば輪っかが出来ます。そこにペグを通してテントをより強く張ってください
【設営の手順6】テントの辺の中間部分にもペグを打ってテントを張る
これで強風が吹いてもテントが飛ばされることはありません。
完成!慣れれば5分で出来る!
最後に
今回は、バンドック製のワンポールテント「ソロティピー1」をご紹介しました。
もしテント選びに迷っていたら選択肢の一つとして考えてみても良いと思います。
おわり