今回は、穴が空いたウェーダーや胴長の補修方法について解説していきます。
実際めちゃくちゃめんどくさいですけど、補修というメンテナンスをすることで愛用している道具を長く使うことができます。長い目で見れば節約にもなるのでおすすめです。
補修に必要な道具:補修材の種類
ここでは修理に使う「補修材」の種類を紹介します。
黒ゴム接着剤

量が多くて安いというのがおすすめポイントです。100gの内容量で671円なのでかなりコスパが良いです。
胴長に付属している補修材があればそれを使おう

今回僕が修理している、ネオワークギアのPVCウェーダーには補修キットが付属しています。付属品がある場合はそれを先に使いましょう。

ウェーダー専用補修材

ウェーダーや胴長専用の補修材も販売されています。補修材選びで失敗したくない方におすすめです。
ただ、内容量が30gであるのに対し値段が719円もするので、黒ゴム接着剤の3倍以上のコストになります。特にこだわりがないのであれば黒ゴム接着剤の方がコスパが良いといえます。
ボンドや瞬間接着剤はやめておけ
これは僕が一度やってしまった失敗なのですが、木工用ボンドや瞬間接着剤などを補修材として使用するのはおすすめしません。
まず、ボンドは水溶性なので水に浸けたら溶けだします。これを知らずにウェーダーに塗った僕は完全にあほでしたね。
瞬間接着材は、塗った直後はすぐに固まります。なので一見上手くいったかのように思えますが、塗った部分が硬くなりすぎてしまうため、負荷がかかるとパキッと割れてしまいます。
ウェーダー・胴長の補修方法:黒ゴム接着剤
ここでは、黒ゴム接着剤を使った際の補修方法を解説します。
【手順➀】穴の部分に塗って薄く伸ばす

この時注意なのが、当て布的なものはいりません。あっても良いのですが、なくても穴を完全にふさぐことができるからです。
ゴムは粘着性が非常に高いので、内側に漏れる心配はありません。
【手順➁】全力で乾かす

30分くらい乾かせば、指で触ってもネバつかないくらいには乾きます。ですがまだ不十分です。
この状態でゴム同士がくっつくと離れなくなってしまいますので注意してください。
【手順➂】不安なら2度塗りする

薄く塗った部分に不安を覚える方は二度塗りをしておきましょう。乾かすための時間は増えますが、その部分の強度は増します。
注意点:乾いていないゴムはくっつきやすい
丸一日の24時間自然乾燥させてようやく完全に乾いた状態になるといえます。不十分だとゴム同士がくっついてせっかく埋めた穴があらわになってしまうので注意してください。
ウェーダー・胴長の補修方法:付属の補修キット

ここでは、購入したウェーダー・胴長の付属品としてある補修キットを使った補修方法について解説していきます。
【手順➀】当て布(ゴム)を適当な大きさに切る

空いた穴の大きさに応じて、当て布(ゴム)を適当な大きさにカットしてください。
【手順➁】当て布に補修材を塗って穴に貼る

適当な大きさにカットした当て布に補修材を塗ります。

そんでもって貼ります。本来はここで終了です。
【手順➂】不安な人はさらに上から貼る

僕は不安だったので、さらに上から当て布(ゴム)を貼り付けました。

しっかり乾かせば、さらに強度UPして活躍してくれる

これは30分ほど乾かせば完全に乾きます。補修して後にこの部分から水が入ってきたことはありません。完璧ですね。
最後に
今回は、穴が空いたウェーダーや胴長の補修方法について解説しました。
安い道具も良い道具もしっかりメンテナンスすることで長持ちします。愛着あるウェーダー・胴長で浸水しないガサガサを楽しみましょう!
おわり
