この記事では、【ウツボの釣り方・ウツボを釣るのに必要な道具・実際に釣れた仕掛け】などをご紹介します!
- ウツボの釣り方が分からない…
- ウツボはどんなところにいるの?
- 仕掛けは何を買えばいいの?
そんな悩みを持っている人に向けて書きました!
ウツボが釣れる場所:江の島の磯
ウツボが釣れる場所は、【堤防・磯・テトラポット】なんて言われてはいますが、ウツボがいる堤防もあれば全く出てこない堤防もあります。
こういう情報は表面的なものでしかないのであまりあてにならないんですよね~。大事なのは「〇〇県の△という場所」という情報です。
そして僕が実際に釣り上げたのは、江の島の磯でした。
神奈川県民でなおかつ江の島に近い人には役立つ情報になると思います。
江の島には「表磯・裏磯」がありますが、どちらでも釣れるので問題ありません
具体的なポイントまでは教えられませんが、ポイントを探すのも釣り人の醍醐味なのでご了承ください。。
というか釣りつくされると僕が困るので…(笑)
ウツボを釣るための道具と仕掛け
次に、ウツボを実際に釣り上げた道具と仕掛けをご紹介します
竿:タコ専用竿「ソルパラ・タコパラ」メジャークラフト
僕が購入したのが古くて売り切れていたので新作のリンクですがご了承ください。
竿(ロッド)は、自分が持っていたタコ専用竿(ソルパラ・タコパラ)を使いました。新品で8000円くらいです。
「なんでタコ専用竿!?」って思う方もいますが、理由は簡単で「竿が強靭だから」です。
ウツボは筋肉が発達しているため一度穴に潜られると、引き抜くのが非常に難しくなります。というか根掛かりと勘違いするくらいに竿が動かなくなります。
そんなとき、もし堤防竿(振り出し竿)のような柔らかい竿で無理に引っ張ると、竿が破損する危険性もあります。
しかし、引き抜くことを前提で作られているタコ専用竿は、ビックリするくらい強靭なので竿が壊れる心配をすることなく思いっきり引き抜けます!
ただ、多くの方は「タコ専用竿」なんて持っていないと思うので、「バスロッド」でも代用出来ると思います。(あくまで推測です)
バスロッドは比較的竿も硬く、耐久性があるので代用できると思いますが、タコ竿ほど思いっきりファイト(釣り)が出来なくなるとは思います。
リール:タコ専DX PE8号-50m 糸付き プロマリン
リールも、タコ専用ベイトリールを使いました。理由は「強いから」です。
というかこれらの道具は、そもそもタコを釣るために購入したものなので「ウツボ釣り」のために購入したわけではありません!(笑)
決して僕は「ウツボを釣るならタコ専用グッズを使え!」なんてことを言っている訳ではないのであしからず。
釣具屋(ポイント)の店員さんに「ウツボ用の道具ってありますか?」って聞いたら
店員さん「ありません。ウツボ釣りは皆さん我流でやられています」
とのことでしたので、僕の一例は皆様の参考にしていただけたら幸いです。。
ライン(道糸):PEライン8号
リールに巻くラインは「PEライン8号」にしました。正直、ウツボ専用でしたら「PEライン4号」でも十分な気がします。
少なくとも8号あれば問題ないですね。
リーダー(ハリス):フロロカーボン60lb(ポンド)
ライン(道糸)と針の間に結ぶ「リーダー(ハリス)」は「フロロカーボンの60lb」にしました。
釣具屋(ポイント)の店員さんに聞いたところ
と言われたので、太さの関係性は良く分からないけど鵜呑みにしました。(←勉強しろ)
まぁ、結果的に釣れたので正解だったわけです。
オモリ:中通しオモリ20号
オモリには、「中通しオモリの20号」を使いました。
磯は波が激しい部分もあるので、オモリが軽いと簡単に流されてすぐ根掛かりしてしまいます。
今回使った20号の重りでさえも、波がぶつかるところでは若干流されていたのでもっと重くても良い気がします。
波の穏やかな堤防で行う際は20号ほど重くなくて大丈夫です
サルカン:スナップ付きサルカン4号
この「スナップ付きサルカン」は、針に直結して使います。
理由は、ウツボに出来るだけリーダーをかじらせないためです。
結論から言うと、もとデカい奴を使っても良かったです。
針:ケン付きタチウオ針 3/0
針は「ケン付きタチウオ(太刀魚)針」を使用しました。
「ケン」とは、エサがずれるのを防止するためのトゲです。波が荒いところにエサを放り込むので効果的だと思い選んでみました。
太刀魚とウツボの形態が似ていたので、実験的に使ってみました。どちらも口が細長いのでスッと口に入る形状の「タチウオ針」はウツボ釣りに向いてると思います。
エサ:釣らせ名人 いわし
エサは別にイワシでなくても大丈夫です。メジャーなのは、サバ・サンマみたいですね。
ウツボは嗅覚が鋭いので、内臓や血を含んだ魚のぶつ切りが有効であると言えます。
ウツボが吐いた内容物でも食らいついて来た
一匹目のウツボを釣り上げたときに、奴が吐いた内容物を針につけて海面に垂らしてみたら別の個体が食らいついてきました
これらを組み合わせて完成した仕掛けがこちら!
順番は、PEライン8号→フロロカーボン60lb+中通しオモリ20号→スナップ付きサルカン→ケン付きタチウオ針→餌(イワシ)です
オモリやサルカンでリーダーの先端をガードすることで、リーダーがウツボに噛み千切られない仕組みになっています
この仕掛けを作るにあたって参考にしたのは、「茸本朗さん」という野食ブロガーの方の記事です。冬のウツボは至高 その1:ウツボ穴釣りメソッド
餌を付けていない時はこんな感じ
ライン(道糸)とリーダーの結び方は特に決まっていませんが、結束強度が高ければ高いほど良いです。
ただ、寒い磯の釣り場での作業となると手もかじかむので、僕は簡単な「電車結び」で済ませてしまいました…。(結果的にウツボを無事釣り上げたのでOK!)
針に対するエサ(イワシ)の付け方
針に対して、エサのイワシをどうやって付けるべきかかなり迷いました。
僕なりに試行錯誤して一応答えを見つけたのですが、説明だけだと難しいのでイラストで解説します
まずはイワシと仕掛けの針を用意します。次に、針をイワシの口に入れエラを通して一度外に出して下さい。
最後に、エラから通した針を胴体の横から刺して、糸を軽くピンッと張れば完成です。
この付け方は完全に僕が考えたもので、正しいかどうかは分かりませんが、僕が試した中で最も針から外れにくい付け方でした。改良の余地はあります。
外れやすいエサの付け方(失敗例)
イワシの身はもろく、中骨は細いです。中骨は思っているより細いので、しっかり針を通しても簡単に外れてしまいます。こういった付け方は気を付けましょう…。
ウツボの釣り方
と、ここまでで場所と道具の説明は終わったので次は「釣り方」の説明をさせていただきます
活性が低い時は、ウツボが隠れている穴の前に垂らす
お昼などの魚たちの活性が低い時間帯は、ウツボも巣穴に隠れて出てきません。(もちろん昼でも泳いでいる個体はいるでしょう)
そういう時は、直接ウツボのいる穴の前に仕掛けを垂らすしかありません。ほとんどタコと同じですね。
仕掛けを垂らすときは、そこから10㎝ほど浮かせてウツボが喰いついた時に「アタリ」が分かるようにしておきましょう。
活性が高い時(目視出来るとき)は、表層近くに垂らす
夕まずめなどの魚の活性が高い時間帯は、ウツボもエサを探し回るため、表層を泳いでいる姿を目視できることもあります。
もしそういった状況であれば、ウツボの目の前に仕掛けを落としてやれば一瞬で食いついてきます。
合わせるタイミング
これは結構難しいんですけど、最初の「グッ」っていうあたりがあってからしばらく待ったほうが良いです。
「これ待ちすぎじゃね」っていうくらいまで待っても大丈夫です。ウツボが餌をしっかり飲み込むと連続的に「グッグッグッ!」となるのでここで竿を合わせれば確実に釣れます。
他のサイトでは、「飲み込まれると針外しが大変だし巣穴に潜られると面倒だから、それだったら早めに合わせてばらしてしまう方が安全」ということが言われています。これはごもっともです!
ただ僕の場合では竿と仕掛けが頑丈すぎるので、巣穴に潜られても引っこ抜けます。(圧倒的自信)
それに、釣ったウツボは仕掛けがついたまま切って、氷水がはいったクーラーボックスにぶち込む予定だったので、仕掛けが飲み込まれていようが関係ないのです。
釣り上げるために必要なのは圧倒的なフルパワー!100%中の100%!
僕が言えるのはたった一つだけ
己の道具と筋肉だけを信じて引っこ抜け!!!!!!!
釣れたウツボがこちら
表層を泳いているところにエサをぶっこんで最初のアタリがあってから10秒くらい待って合わせました。
針掛かりはしたんですけど、奴も巣穴に潜ってしまったので一度膠着状態が続きました。
そこから先の記憶はあんまりないんですけど、隣にいた友人の話によると
僕は圧倒的なフルパワーで緊張状態を維持し、奴の体力を奪うことだけに集中していたみたいです。
しかも全身の筋肉がみるみる肥大化していき、持っている釣り竿が30㎝の定規に見えるほどに巨大化していったそうです。
ウツボの釣り方まとめ
筋肉
終わり
おまけ:砕け散った仕掛け
釣り上げた後に、奴のデスローリングで曲がって外れました。もっとデカくて頑丈なサルカンが必要です。
僕の筋肉もさることながら、奴もなかなか手ごわい奴でした。
やはりリーダーも、奴の歯でかなり傷ついていました。でもこの程度なら問題ありません。60lbにして良かったです。