この記事では、アメリカの釣り具メーカーKastking(カストキング)社が販売しているランディングネット(タモ網)Madbite(マッドバイト)を実際に1年間使ってみた感想・レビューを述べていきます
- カストキングのタモ網を買おうか迷っている
- どんなところがおすすめなのか知りたい
- いまいちな点を知りたい
そんな悩みをお持ちの方に向けて書きました。
結論:ジョイント部分の強度は弱いけど、ガサガサや持ち運びには便利
折りたたむタイプのタモ網なので、そうじゃないものと比較すると棒の部分、特に接合部の強度が弱いです。現に僕は無理に扱って折れました。
ですが、Amazon価格が3000円ということや、持ち運びに便利な折り畳みタイプ、魚に優しく臭いの残らないゴムコーティング、ガサガサに向いている三角形。という点を考えるとかなり満足しています。
僕が紹介するモデルが”Amazon”で売り切れていたため、類似品のリンクを貼っておきます
購入した理由は、魚捕りのガサガサ
自分は、野生食材を食べるのが好きなので、よく川でエビや魚を獲ります。そこで、持ち運びに便利でかつガサガサに向いているタモ網を探していました。
安いけどすぐ壊れるようなものは探していなかったので、Amazonレビューで評価の高かったカストキングのマッドバイトを購入した次第です。
こういったラバー素材のランディングネットは、本来渓流魚などの魚をすくうために使われますが、実際に使ってみたら意外にもガサガサに使えることが分かりました。
カストキング製マッドバイトの基本スペック
- 価格:3000円前後(Amazon価格2019/4/29)
- タイプ:折り畳み式
- ネット素材:ゴムコーティング
- 種類:90cm、160cm、210cm(3パターン)
伸縮無しの90cm(Sサイズ)、一段階伸縮の160cm(Mサイズ)、2段階伸縮の210cm(Lサイズ)の3パターンがあります。一番短いものは2800円くらいですが、大きいサイズになると3500円くらいになります。
僕は、1段階伸縮の160cm(Mサイズ)のマッドバイトを購入しました。
1年間使用してみた感想・正直なレビュー
ここでは、実際に使用してみて感じた良かったところを解説していきます!
【良かったところ➀】折り畳みや見た目が持ち運びに便利
僕の購入したマッドバイトは、伸ばすと160cmほどになりますが、折りたたむと71㎝くらいになります。
軽量な作りになっているので、遠征先でガサガサをする場合でもリュックの横に差して運べるので非常に便利です。
また、THEタモ網感がないため電車に持ち込んでも全く違和感がありません。周りの目を気にすることもないので、変な目で見られたくない人にもおすすめです。
【良かったところ➁】ゴムコーティングが魚に優しく臭いも残らない
マッドバイトに使われているメッシュネットには特別なゴムコーティングがされていて柔らかくしなやかなため、魚が暴れても鱗を傷つける心配はありません。
また、使用した後に水で洗って汚れを落とせば魚の臭いも残らず清潔感を保てるため、車で運搬する際も臭いを気にする必要はないです。
さらに、安価なナイロンのネットと違って釣り針のカエシがひっかかる心配もないため、渓流釣りのランディングネットにも使えます。
良かったところ➂三角形がガサガサに向いている
これはガサガサをしたことのある人しか分からないのですが、網を川底につけたときに網の形が三角形になっていると魚の捕獲率が全然違います。
網が地面に密着するような形になっているので、片足で網に追い込んだ時に底生の魚やエビ、カニなどが逃れにくいんですよ。
さらに細かい話をすると、川岸によっては水面より下の部分が奥にえぐれてる地形があります。丸や半円形の網だとえぐれてる部分もカバーすることはできませんが、両端がとがっている三角形のマッドバイトなら、えぐれた川岸にフィットします。
結果的に逃す魚も少なくなるため、少ないチャンスをものにできるという点でガサガサ向きの形といえます。
【良かったところ➃】腰に携帯できるので両手が空く
ベルトにぶらさげることができるので両手がフリーになります。荷物が多いガサガサの時や渓流釣りでランガンする時には助かります。
良かったところまとめ
- 折り畳みや見た目が持ち運びに便利
- ゴムコーティングが魚に優しく臭いも残らない
- 三角形がガサガサに向いている
- 腰に携帯できるので両手が空く
マッドバイトで実際に捕まえた生き物たち
マッドバイトのいまいちだったところ
【いまいちなところ➀】ジョイント部分の強度が弱い
実は今回紹介している160cm(Mサイズ)のマッドバイトの前に、一番大きいサイズの210cm(Lサイズ)マッドバイトを使っていたのですが、緑マークの部分にヒビが入り、オレンジマークの部分が折れました。ガサガサの最中にボキンと折れました。
実際には、ガサガサの時に一キロほどの石を入れてしまったまま無理に持ち上げたり、荒っぽい使い方をしていた自分に原因があります。
ただ公式が「プッシュボタン(緑マークの部分)は非常に強く耐久性がある」と謳う割には強度がないな。と感じました。
2代目(160cm)は慎重に扱っているため、1年使ったいまでもヒビ1つありません。無茶な使い方をしなければ本来は折れません。(笑)
【いまいちなところ➁】ゴムコーティングネットが擦れに弱い
安価なナイロン製のネットに比べて、ゴムコーティングネットは柔らかいため擦れに弱いです。マッドバイトの場合は、擦れる場所は川底に接する入口の部分の端(オレンジマーク)と決まっているので、なんの補強もしないと簡単に接触面が破けてしまいます。
ただ、使う前に針金でしっかり補強を行えば問題ありません。補強の仕方については後述します。
いまいちなところまとめ
- ジョイント部分の強度が弱い
- ゴムコーティングネットが擦れに弱い
マッドバイトを買うべき人はこんな人
- 持ち運びに便利なタモ網を探している人
- ガサガサ向きの形をした網が欲しい人
- 臭いの残らない網が欲しい人
売り切れていたので類似品のリンクを貼っておきます。
マッドバイトの補強方法
最後に
今回は、カストキング製ランディングネット「マッドバイト」についてレビューしました。
軽量で持ち運びできる上にガサガサ向きの形をしているため、ガサガサをしている人にはおすすめできます。
しかし、値段が3000円前後と少し高いです。Amazonには同じような形で1500円程度の商品も売られているため、予算と相談してそちらを選ぶのもアリです。
僕も次にタモ網を買う時は、安価な商品を試してみようと思います。
ただ、安物買いの銭失いにだけはならないように注意していきたいです。
おわり